「す」で始まるマネー・金融用語集

このページはマネー・金融用語の解説ページです。スキミング、スマートカード、ストップ・ロス・オーダー、スペキュレーション、スプレッド、スワップ金利、ステートメント、スポット取引など「す」で始まる用語をまとめました。

スキミング

スキミングは、近年のカード犯罪で多く使われる手口の一つで、磁気カードに書き込まれている情報を抜き出し、まったく同じ情報を持つカードを複製する犯罪である。この犯罪行為の手法としては、そのカードの磁気に記録されている各種データ(会員番号や口座番号など)を、カード情報を読み取る機能を持ったスキマー(スキミングマシンとも言う)という装置を組み合わせて盗み取る。通常の場合において、信販会社などのクレジットカードや、銀行などの金融機関で利用されるキャッシュカードを、正式な所有者が使用した際には、カードに組み込まれた磁気テープに記載された情報を、機械的に読み取って信販会社や金融機関のコンピュータに通信して照会、その結果として所有者は、求める商品やサービスを購入したり、現金を引き出したりできる。(Wikipediaから引用)

スマートカード

スマートカードは、「ICカード」や「チップカード」とも呼ばれ、ICチップを埋め込んだ高機能カードのことをいう。これは、キャッシュカード大のプラスチック製カードに、情報(データ)の記録や演算をするために「ICチップ(集積回路)」を組み込むという構造になっている。その情報量は、従来の磁気ストライプカードと比べて数十倍から数千倍になり、またCPUやコプロセッサなどを内蔵することにより、カード内部で情報処理が可能になり、さらにセキュリティー面でも安全性が高いという特徴がある。一般にスマートカードは、データを読み書きする方式の違いによって、「接触式」と「非接触式」の二つがある。接触式については、カード側に設置された接点(端子)を経由して端末がデータを取得するのに対して、非接触式については、アンテナが内蔵されており、微弱な電波を利用して端末と交信する仕組みになっている。前者の接触式については、ETC(自動車のノンストップ料金精算システム)が代表例の一つであり、また後者の非接触式については、JR東日本の「Suica」が代表例の一つである。このスマートカードは、金融分野、通信放送分野、交通分野、行政分野他などで幅広く利用されている。金融分野では、ICクレジットカードやICキャッシュカードなどで、また通信放送分野では、公衆電話や携帯電話、デジタル放送などで、さらに交通分野では、ICカード乗車券やETCカードなどで使われている。そして、行政分野他では、図書館カードや住民基本台帳カード、IC旅券やICカード免許証、taspo(タスポ)、国家公務員身分証明書ICカード、IC社員カード、IC学生カードなどでも多様に使われている。

ストップ・ロス・オーダー

それ以上の損失拡大を防ぐ目的の逆指値注文

スペキュレーション

思惑。広義では相場の変動を利用して、その値ざやが生み出す利益を得ることを主たる目的として行われる取引のこと。

スプレッド

ビッド・レート(買い気配値)とオファー・レート(売り気配値)の差。

スワップ金利

ロールオーバーを行う際に発生する売買差損益。2国の通貨間の金利差が反映される。

ステートメント

顧客報告書。毎日のニューヨーク・クローズのレートを基に作成される日次顧客報告書と、月次客報告書がある。

スポット取引

直物取引。契約成立当日ないし、2営業日以内に決済される取引。