「い」で始まるマネー・金融用語集

このページはマネー・金融用語の解説ページです。イシュアー、一回払い、一括払い、インストールメント、インターチェンジ・フィー、インターネットバンキング、違約金、インターバンク市場、移動平均線など「い」で始まる用語をまとめました。

イシュアー

クレジットカード会社の事業のうち、自社カードや提携カードなどの発行を行うカード発行会社のことをいう。また、VISAやマスターカードなどの国際ブランドでは、自社が発行するカードに、これらのブランドを付けて発行できるライセンスメンバーを意味することもある。VISAやマスターカードなどの国際ブランドからイシュアー資格が得られれば、自社の発行カードに国際ブランドを付けることができ、大きく事業展開することができる。
一般にクレジットカード会社の事業活動は、カード発行業務(イシュアリング)と加盟店契約業務(アクワイアリング)に分けられ、イシュアーは前者の業務を担当する。米国の場合、クレジットカードを発行するのは銀行などの金融機関がメインで、加盟店の開拓業務等は専門業者に任せるシステムとなっているのに対して、日本の場合、クレジットカード会社が「イシュアー」と「アクワイアラー」を兼ねるのが普通である。

一回払い

1回払いは、クレジットカードで購入した商品やサービスの代金を1回で支払う方式のことをいう。これは、最も使用率が高く、最も基本的な支払い方式で、一般に買い物をしてから22~55日程度の支払い猶予期間があり、その後の支払日に一括決済することになる(特に申し出をしなければ、この方式)。また、1回払いでは、金利はかからない。ちなみに、クレジットカードの支払い方式には、「1回払い」の他に、「2回払い」「ボーナス一括払い」「分割払い」「リボルビング払い」などがある。

一括払い

一括払いは、クレジットカードの利用代金の支払方法の一つで、分割ではなく、一括で支払うことをいう。このうち、最も基本的な支払方法であり、カード会社指定の締め日までに利用した利用代金を翌月または翌々月に一括で支払うことを「マンスリークリア」という。一般にクレジットカードの支払方法には、大別すれば、1回で支払うか何回かに分けて支払うかになり、1回で支払う方法に「一括払い」、何回かに分けて支払う方法に「分割払い」と「リボルビング払い」がある。また、この他にも「2回払い」や「ボーナス一括払い」などもある。

インストールメント

インストールメントは、英語の”installment”に由来し、本来は「(月賦などの)分割払い込み、(支払い金などの)1回分」や「(連続ものの)1回分」という意味である。本用語は、日本のクレジットカードにおいては、「分割払い」や「割賦」のことをいい、その実際の形式はクレジットカード会社によって多少異なる。一般に分割払いの定義は、「支払期間が二月(ふた月)以上にまたがり、その支払回数が三回以上に分割されるもの」となっている。なお、英語では、分割払いそのものは、”installment plan”などという。

インターチェンジ・フィー

インターチェンジ・フィーは、アクワイアラー(加盟店契約会社)がイシュアー(カード発行会社)に支払う手数料(売上交換手数料)で、カード会員がクレジットカードを利用する度に発生するものである。VISAやマスターカード、AMEXなどの国際ブランドの場合は、アクワイアラーと共にイシュアからも本手数料が発生する。また、異なる国際ブランド同士でも、本手数料が発生する場合がある。
一般にインターチェンジ・フィーは、カード会社毎の契約やシステムによって相違するが、一つの処理(1トランザクションあたり)で計算する場合と、締め日毎の売上(請求)金額に応じて発生する場合とがある。なお、クレジットカード会社が一社で、アクワイアラーとイシュアーを兼ねている場合は、国際ブランドに対してのみ、本手数料が発生することになる。

インターネットバンキング

インターネットバンキング(いんたーねっとばんきんぐ)とは、インターネットを活用したバンキングサービスをさします。わざわざ銀行の窓口に行かなくても残高照会、振込、振替などが簡単なパソコンでできるようになります。従来のオンラインバンキングと混同されて使われることがありますが以下の点において大きな違いがあります。1つ目が専用ソフトが不要、2つ目がいつでもどこでもモデムとパソコンがあればサービスを受けられることができる点です。

違約金

違約金(いやくきん)とは、契約通りの内容を履行できなかった場合の契約不履行に対する損害保証金をさします。金銭消費貸借契約の場合の遅延損害金も違約金の一種にあたります。

インターバンク市場

銀行間市場のこと。主として中央銀行、市中銀行、ブローカーなどによって構成される。取引は、電話やEBSと言われる端末を経由してOTC(相対)で行われ、取引所は存在しない。

移動平均線

過去一定期間の終値を平均し、グラフ化したもの。日比野細かい動きが平準化されるため、相場のトレンドを確認するために用いられる場合が多い。