「く」で始まるマネー・金融用語集

このページはマネー・金融用語の解説ページです。クレジットカード、クレジットカード盗難保険、クレジットバウチャー、クレディセゾン、クレジットスコアリング、クレジットヒストリー、グレーゾーン金利、クォートなど「く」で始まる用語をまとめました。

クレジットカード

個人(あるいは法人)の信用を基に、支払いを先送りする(借金をする)プラスチックカード。AMEX、Diners、JCB、MasterCard、VISAを5大国際ブランドという。クレジットカード使用の際には、各カード会社は代金の数%(業種によってこの料率は異なる)をカード使用料として、店舗から徴収している。激安店舗などにおいてはカード使用の場合に別途手数料が発生するが、このためである。(ただし、別途手数料徴収は店舗側の規約違反であるので、カード会社に通告すれば、対処させることもあるかもしれない。)支払の方法は、以下から幾つかを選べる。翌月1回払い(手数料無料)2回分割払い(手数料無料)ボーナス1回払い(手数料無料・ただし、使える期間がカード会社毎に設定されている)指定回数分割払い(通常、3回払い以上は手数料が発生・分割回数が多いほど手数料総額が高くなる)リボルビング払い(通称:リボ払い/月々の支払い額をほぼ一定にする支払方法)必要なときには、日本・海外に設置されているキャッシュディスペンサーで、使用限度額の範囲内なら現地通貨を借りる(キャッシング)こともできる。インターネットショッピングなどでは、カード支払いを奨励しているところが多い(業者からすれば、代金の請求が簡単になる)が、amazon.co.jpなどの外資系の一部ショッピングサイトなどでは海外扱いになる場合があり、クレジットカード会社との契約によって海外利用分をリボ払いにしている場合などは注意が必要である。また電気代・ガス代・携帯電話代・新聞購読料などの各種公共料金も、クレジットカード払いができるようになってきている。ほとんどのカード会社が、利用総額に応じたポイント(マイレージに換算できるものもあり)が溜まるシステムを採用している。利用明細には、月別の使用総額一覧が載っているので、どこで幾ら利用したかが確認できる。万一、この利用明細に使った覚えの無い店舗や商品名があれば、すぐにカード会社へ確認の電話を入れること。60日以内の不正使用に関しては、カード会社ならびに警察への届出を速やかに行なえば、損害額はカード会社が補填してくれる。

クレジットカード盗難保険

クレジットカード盗難保険は、クレジットカードを盗難や紛失等により不正使用された場合に、その損害を補填する保険のことをいう。これは、クレジットカードに付帯されたサービスとしては最も基本的なものであり、全てのカードに付帯されている。また、その保険料については、カードの年会費から捻出されるのが基本であるが、最近では年会費が永年無料のものもあり、その場合にはカード会社の利益から保険料が充当されることになる。一般にクレジットカードが悪用された場合の損害については、カード会員の負担であることは会員規約の「カード管理」の条文に記載されているが、その例外的な救済手段として盗難保険の適用がある。ただし、この保険で無制限に補償されるというのではなく、補償金額や期間には限度(制限)がある。通常は、普通のカードであれば、補償金額は500万円程度で、期間は届出の前後30日間というのが基本とのこと(カード会社によって会員規約の内容が異なり、保険で補填されない部分もカード会社が負担すると定めているところもあり)。なお、カードを盗難や紛失した際に、クレジットカード盗難保険を適用してもらうためには、カード会社と警察に届け出を行い、その旨の証明を受けることが必要である。ただし、カードの保管状況に問題があったり、カードの保有者が注意を怠ったりして「本人に過失があった」と判断される場合には、保険が適用されないケースもあるので十分に注意が必要である。

クレジットバウチャー

クレジットバウチャーは、クレジットカードを利用して商品を購入し、後日返品を行った場合に、加盟店側の内部処理で発行される「キャンセル(取消し)伝票」のことをいう。これは、主に海外でよく使われる言葉であり、日本では、取消し伝票や返品伝票、キャンセル伝票などと呼ばれる。また、キャンセルしたことがすぐに分かるように赤字で記入されたり、伝票自体が赤くなっていたりすることから「赤伝」とも呼ばれる。ちなみに海外では、返品伝票を「クレジットバウチャー」と呼ぶのに対して、通常の売上伝票を「セールススリップ」や「セールスドラフト」と呼ぶ。

クレディセゾン

株式会社クレディセゾンの会社概要

会社名株式会社クレディセゾン
住所〒170-6073 東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60・52F
TEL03-3988-2111
設立1951年5月1日
資本金613億288万円
登録番号関東財務局長(8)第00085号

クレジットスコアリング

クレジットスコアリング(credit scoring)とは、クレジットカードやローンなどの申込者が与信に値するかどうかを決める方法をさします。口座が適切に運用できるかどうかの可能性を予測する統計モデルに基づいて行われています。

クレジットヒストリー

クレジットヒストリー(credit history)とは、過去のクレジット利用歴(返済実績)をさします。与信判断は主に定量分析の返済能力(ability to pay)と定性分析の返済意思(intent to pay)を基準にして決定されます。クレジットヒストリーはこのうち定性分析の最重要項目です。

グレーゾーン金利

グレーゾーン金利(灰色金利)とは、利息制限法に定める上限金利(以下参照)は超えるものの、出資法に定める上限金利(29.2%)には満たないという曖昧な金利のことをさします。利息制限法によると、利息の契約は、同法で定められた利率を超える超過部分は無効とされているが、一定条件を満たせば有効となるため、消費者金融業者の中には、この金利帯での金銭の貸し出しを行ってる業者も多数あります。
尚、2009年頃には出資法改正によりグレーゾーン金利は撤廃される予定です。

【出資法】上限金利29.2%
【利息制限法】元本10万円未満:20.0%
10万円以上100万円未満:18.0%
100万円以上:15.0%

クォート

売買価格を提示すること。またはその価格。