「さ」で始まるマネー・金融用語集

このページはマネー・金融用語の解説ページです。サインパネル、サインレスシステム、催告の抗弁権、債権、債権者、債務者、サブプライムローン、サラ金、在籍確認、指値、差金決済、サポートラインなど「さ」で始まる用語をまとめました。

サインパネル

サインパネルは、クレジットカード裏面の本人署名欄のことをいう。通常、カードが届いたら、すぐに署名(サイン)することが必要であり、これに署名していないとカードを使うことができない。また、このサインは、漢字でもローマ字でもどちらでもかまわないが、必ず自分の字で慣れたものを書くことが必要である(カード利用時に本人確認として、このサインが加盟店で照合される)。なお、サインパネルに署名がないまま、盗難や紛失などによって、クレジットカードが悪用された場合、カード盗難保険が適用にならないので注意が必要である。これは、カードを不正に取得した人物が自分でサインをすると、加盟店では正当な使用者と判断してしまうからである。

サインレスシステム

サインレスシステムは、クレジットカードの処理時間を短縮・効率化する上で、売上伝票(ジャーナル)への署名(サイン)を省略した制度をいう。通常は、クレジットカードの利用において、カードの利用者が本人であることを確認するために、加盟店では売上伝票に利用者のサインを求め、カード裏面に記入されている本人の自筆によるサインとの照合を行う。これに対して、サイレスシステムでは、売上伝票へのサインを省略し、処理時間の短縮を図っている。なお、このシステムの問題点として、本人以外の第三者がカードを使った場合でも決済ができてしまうことであり、クレジットカードを紛失したり、盗難に遭ったり際には悪用される恐れがある。サインレスシステムは、現在、百貨店やスーパーなどの食品売り場やコンビニエンスストア、高速道路料金所など、代金決済のスピード(早さ)が要求され、かつ換金制の低い商品・サービスなどを扱う一部の場所に限定して実施されている。

催告の抗弁権

保証人が請求を受けた際に、「まず先に主たる債務者に請求するように」と言うことができる権利をいいます。

債権

債権とは、ある特定の人が他の特定の人に対して、物の引渡しの請求や金銭の支払いの請求等のような一定の行為を請求することを内容とする権利のことをいいます。
債権を持つ人を債権者、債権によって要求を受ける人を債務者といいます。

債権者

債権者とは、債権を有する者のことをいいます。

債務者

債務者とは、債務のある者のことをいいます。

サブプライムローン

サブプライムローン(さぶぷらいむろーん)とは、アメリカの金融機関が優良顧客(プライム層)向けではなく、信用力の低い低所得者層向けに審査基準や返済負担を軽減して貸し出す住宅ローンをさします。
近年、このサブプライムローンの返済の延滞率が上昇し、金融不安をあおることとなり、各国の株式市場の株価の下落などの問題が起きています。

サラ金

サラ金(サラリーマン金融/サラリーマンローン)とは、消費者金融専業者をさします。無担保で小口の資金を簡便に消費者に貸し出す業態をさします。給与所得者(サラリーマン)が主な顧客。サラ金、サラリーマンローンとも呼ばれる。昭和50年代に業者が急増し、大手業者も融資残高を激増させた。しかし、その反面、高金利、過剰融資、不当な取立て行為などが問題となり、社会問題化した。このため、政府および国会で、「サラ金」の取締り強化が論議され、昭和58年「貸金業規制法」「改正出資法」が定められた。

在籍確認

在籍確認(ざいせきかくにん)とは、クレジットの申込時、申込者が申請した会社が実在し、かつ本人が在籍しているかを確認する為の電話をさします。給与差押えに先立ち、勤務先へ文書で照会することもあります。

指値

指定した価格で買うという条件をつけた買い注文。または指定した価格以上で売るという条件を付けた売り注文。

現在の為替レートより高いレートの売り、または安いレートの買いを指定して注文する方法。現在1ドル115円の場合、1ドル=110円になったら買い注文を出すという注文方法。

差金決済

買いまたは売り立てたポジションを転売又は買い戻しし、その差金で行う決済。

サポートライン

ある価格帯をこえて、相場が下がりにくいと見られる場合にその価格水準を示すテクニカル分析用語。価格指示線。