客観的に自分を知ると、方向性が見えてくる

お仕事探しは求人情報比較ガイド

やってきた仕事を振り返る

どんな仕事なら結果を出せる?

キャリアを築く転職を実現するためには、入社後に、結果を出さなければならない。それを念頭において、働きながらに忙しい転職活動を効率的に進めよう。最初から狙った一社に入社できることが理想的。その理想に近づく転職先探しのプロセスは以下の通りだ。
まず転職を考えるきっかけとなった「今の会社での不満」を明確にし、それが解消できる職場環境かどうかを検証する。とくに若手ビジネスパーソンが留意すべきなのは、キャリアの停滞が打破できるかということだ。
次に、自分の「売り」を明確にする。これまでの仕事実績を検証し、どの分野でパフォーマンスを挙げられるのかどうか確認しよう。自分でアピールしたいと思っているところが、必ずしも売りになるとは限らないので、冷静に判断する必要がある。
この手順を踏んで、初めて自分の希望とベストマッチしそうな求人情報を探すことができるのである。

価値ある第三者の意見

結局、自己分析が非常に大切になってくるのだが、これがなかなか難しい。苦手だと思う人は、第三者の意見を聞いてみるといい。転職のことをわざわざ説明しなくても、それとなく職場の同僚や同職種の友人、顧客などにたずねてはどうだろうか。自分のどんなところが評価されているのかを見極めることは、実際の転職活動で相手企業が自分をどう評価するかを見極めることにもつながるので、転職本番の予行練習にもなるだろう。
自己分析にとどまらず、転職後の具体的なイメージをつかむためにも第三者の意見は有用である。希望している業界や職種で働いている人の話や、同じように転職経験のある人の実体験は、参考になるはずだ。未経験転職を狙う場合は、特に自分だけの考え方で完結しないようにしたい。話を聞くだけでなく、会社のサービスを体験してみたり職場に足を運んでみたり、行動してみることが大切だ。

性格で転職先を判断する?

社交的でない人には営業職は向かない?

転職先をさがしていても、なかなか絞り込めなかったり、方向性が見えないという悩みを持つ人もいるだろう。そこで、自分の性格を自己評価して業界や職種をイメージすることをついやってしまいがちだが、ちょっと待ってほしい。
よく、社交的な人は営業職に向いているが、人付き合いが苦手な人には向いていないといった意見が聞かれる。だが実際には、社交的ではないけれどもにじみ出る誠実さが信頼を得て、すばらしい営業成績を上げる人もいる。また、人と接することの少ない管理部門や開発エンジニアなどにも、明るく積極的で話上手な人はたくさんいる。重要なのは、転職先選びにおいて、どれだけ自己分析と他己分析ができるかどうかなのだ。「売り」を見つけるだけでなく「弱み」を自覚すること。特に他人の評価は、自分にとっては意外な点もあるかもしれないが、それこそが転職の成否に関わる重要なポイントになる可能性がある。あなたを採用するかどうかの判断は、他人がするのだから。