これまでのキャリアと違う道へ行くには

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転職でやりたい仕事に就く

仕事の好きな部分で実績を作る

最初の就職で、自分の好きなことに関連した「やりたい仕事」につける人は多くない。だからこそ、いずれは「好きなことを仕事にしたい」と希望する人が増えるのも無理はない。就職の現状は就社であって、仕事そのものをえらんだわけではないのだから、今の仕事を不本意に続けるより、好きな仕事を楽しみながらやりたいということだろう。その気持ちも理解はできる。
しかし、中途採用は即戦力採用を前提としているのだ。異業界・異業種転職は難しいといわざるを得ない。アルバイトでも何でも、雇用形態にこだわらないから見習いとしてその世界に飛び込む覚悟があれば、実現性はあるかもしれない。が、その道を洗濯する為には犠牲にするものも少なくないだろう。あまり勧められない。
では、「好き」の捉え方を変えてはどうか。今の仕事に興味がなくても、その中で好きな部分だってあるはず。その分野に関しては誰にも負けないスキルを身につけ、まずは実績を残そう。実績を評価されれば、自分のやりたい方向性で力を発揮していくことができるのだ。

遠回りでも挑戦する

もうひとつ提案できるとすれば、好きな仕事にダイレクトにアタックするのではなく、ワンクッションおいて遠回りする方法である。
異業種であっても、まずは自分の経験ある職種でアピール。営業としての経験があれば、希望する業界の営業として先ず転職して実績を作る。その間に業界知識を身につけ、できればやりたい職種に少しでも近いプロジェクトに加わり、その後の社に異動のチャンスを伺うのだ。大企業より、中小企業やベンチャー企業でなら実現しやすいかもしれない。
社内異動が難しいなら、その業界での経験と知識をアピールして、さらに異職種転職を狙おう。成功する可能性は高くないが、奥の手としてチャレンジしてみるのもいいだろう。

未経験からの転職

リベンジの機会は第2新卒市場にあり

社会経験はあるものの、求人内容の経験は問われない未経験転職は、ポテンシャル重視の採用である。新卒で入社して3年以内に離職、もしくは離職予定「第2新卒」が増加し、彼らを採用する企業もまた増えているのだ。この場合、基本的なビジネスマナーや仕事に取り組む姿勢は既に身に付いているので教育する必要がない。しかしまだ充分に若いので、経験はなくても成長に期待できる。
第2新卒採用蔵かの背景には、この不況下で大企業を中心に新卒採用を控える傾向が続き中高年層やバブル入社層に比較して、20代の若手社員の割合が少ないことがある。やや景気の持ち直しが見られ、若手を採用して教育する余裕が出てきたとも考えられる。
結局は会社都合によるものなので、こうした状態がこれからも続く保証はないが、未経験転職を目指す若手にとって、チャンスのひとつとして捉えられる。

募集職種に近い経験やスキルをアピールしよう

経験を問われなくても、何かしらその求人内容に近い経験やスキルを持っていたら、もちろん有利だ。何かしらの共通項を見つけたい。これまでの仕事とは一切の共通項がなく、アピールができないというのであれば、学生時代まで振り返ってみよう。アルバイト経験などであっても、ないようによっては武器になる。思わぬところで、募集職種に関わっているかもしれない。