登録時面接のポイント

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面接のポイント

派遣会社では、登録に来た人に対して、スキルチェックや面談といった形で「面接」を行います。面接はコーディネーターが行う派遣会社もあれば、専任の担当者がおかれているところもあります。
この時の面接の目的は、登録に来た人のスキルや働く際の希望条件を把握して、クライアントから人材派遣の依頼があったとき、クライアントが望んでいる人を探すための資料にすること。いわば情報収集のための面接ですから、就職の面接と違って、採用/不採用が決まるわけではありません。
ただし、仕事は登録されたデータにもとづいて紹介されるので、登録時の面接はおろそかにはできません。その派遣会社から今後、自分にあった仕事を紹介してもらうためには、面接でしっかり自分をアピールしておく必要があります。アピールの最大ポイントはなんといってもスキル、それから自分の希望条件を正しく伝えることですが、登録可以上を訪問する時の服装や、話し方、態度も重要です。

服装

服装のポイントは「会社で働いている人に見えるかどうか」

男性ならビジネススーツ、女性もスーツが無難です。スーツを持っていない場合はブラウス+ジャケットなど、通勤に着ていくような服を選んでください。ボトムはスカートでもパンツでも構いません。
事務・オフィス系以外の職種を希望する人でも、登録のときは以上のような服装で望んだほうがよいでしょう。ジーンズにTシャツ、トレーナーなどのカジュアルな服装は基本的にNGです。
メイクについても服装と同様に「会社で働いているように見える」ことがポイントです。派手すぎず、身だしなみを整える程度の化粧にとどめましょう。
面接担当者は、登録に来た人が「会社で働いている人」の服装をしているかどうかによって、仕事にたいする心構えのあるなしを判断しています。

話し方、態度

面接の時の話し方や態度も第一印象を形作るという点で重要です。

姿勢が悪かったり、立ち振る舞いがグズグスしてだらしなかったり、聞き取りづらいボソボソした声はマイナスポイント。
面接担当者と話すときには敬語を使いましょう。そんなに神経質になる必要はありませんが、仕事で来客や取引先など、社外の人と接する時と同じ話しかたをするように心がけると良いでしょう。
自分のスキルや希望条件のことを話すときには、自分のことばかりを訴えるのではなく、相手の質問や説明にも耳を傾け、適度に相づちをうちながら応対するようにしましょう。人と接するとき、コミュニケーションがとれるかどうかということも、面接担当者はさりげなくチェックしています。

スキル

登録に来た人のスキルを診断する方法はスキルチェックという簡単なテストと面談です。
スキルチェックは派遣会社によって異なりますが、パソコンの操作やアプリケーションの使い方に関する実技テスト、感じの読み書きなどの一般常識やビジネスマナーを問う筆記テストなどを実施する会社が多いようです。職種により、語学、経理、貿易などの専門知識を問うテストをするところもあります。
テストは現時点でのスキルと一般常識がどの程度身に付いているかを知るためのものなので、合格・不合格を判定するものではありません。
面談では登録シートに記入した内容や職務経歴書にもとづいて以前にした職場でどんな仕事をしてきたのかということを聞かれます。具体的な業務の内容を答えられるように準備しておくと良いでしょう。

希望条件

希望条件は「譲れないもの」と「ある程度調整可能なもの」に分けて絞り込んでおきましょう。

面談は面接担当者の質問に答えるだけではなく、自分の希望条件を伝える場でもあります。
仕事上、自分から条件を提示することに慣れていない人は、面接の雰囲気に圧倒されて、遠慮して希望条件を言いそびれたりするかもしれません。しかし、ここで希望条件を言いそびれたり、あいまいな受け答えをしてしまうと、あとで希望と違う仕事を紹介されたときに自分が困ることになります。面談のときに希望条件ははっきり伝えておくようにしましょう。
ただし、条件を細かく設定しすぎるとあてはまる仕事がなかなか見つかりませんから、紹介される仕事の少なくなります。