派遣のメリット・デメリット

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派遣社員のメリット

派遣社員のメリットは仕事を選ぶ自由があるということです。

  • どんな仕事をするか
  • 週のうち何日、一日何時間働くのか
  • 残業はするのか、しないのか
  • 時給はいくら以上ならOKか
  • 勤務地はどこまでだったら通える範囲か

といった仕事をするうえでの諸々の条件を、自分の都合に合わせて設定できるのが派遣社員の一番のメリットです。
いつも希望どおりの仕事を紹介されるとは限らず、妥協しなければならないこともありますが、基本的には自分の都合優先で仕事を決められるのが派遣社員です。
正社員にはそんな選択の自由はありません。社員がどんな仕事をするのかを決めるのは会社の人事部。正社員として就職しても、自分の希望の仕事に就けるとは限りません。せっかく就職できても「こんなはずではなかった」と辞めてしまう人も少なくありません。

派遣社員のデメリット

正社員で派遣社員にはない有利な面はは経済的安定です。正社員には通常、年2回、ボーナスが支給されます。会社を辞めるときにも、一定年数以上つづけて勤務していれば退職金が支払われます。
派遣社員の時給は同じ仕事でパートやアルバイトで働いた場合の時給に比べるとかなり高く、月収に換算すればひとによっては正社員の給料を超えるケースもあります。けれどもボーナスや退職金は支給されません。
派遣会社によっては、会社の業績がよいときにはボーナスのようなものを支給してくれるところもありますが、金額はおおむね数万円程度です。ボーナスを含めた年収となると、正社員を上回る収入を得られる派遣社員はほんの一部です。
また、正社員は会社を辞めるか、会社が倒産しない限り、仕事がなくなるということはありません。毎月の給料日には給料が支払われます。
一方、派遣社員の場合は契約期間を決めて雇用契約を結ぶので、契約期間が終わればその派遣先での仕事は終わり。次回も必ず更新されるとは限りません。
正社員と比べて将来にわたって仕事が継続し、定期的な収入が得られるという保証はなく、経済的に不安定だといえます。
クレジットカードをつくるとか、住宅、車などの大きな買い物のローンを組むにも不利になります。定期収入が保証されないために、融資額が低くなったり、融資を断られたりすることもあります。
また、経済面以外では、派遣社員ではできる仕事が限定されているというデメリットもあります。
正社員には一つの会社に長く勤務することで、また人によっては人事異動でさまざまな仕事を経験することで、いずれ会社の経営に関わるような仕事に携われるチャンスが開けています。派遣社員の場合は仕事の守備範囲が決まっていますから、全体を見通すようなマネジメント的な仕事は任せてもらえません。

派遣社員と正社員の比較

派遣社員正社員
職種自分で選択できる会社が決めた配属先による
人事異動なし可能性あり
転勤なし可能性あり
社内での昇進なし可能性あり
雇用期間期間を決めて働く定めていない
勤務時間自分で選択できる会社が決める
残業残業のない職場を選択できる納期の都合や顧客からの要請など、必要に応じて残業あり
給料多くは時給制。祝休日があると収入がダウンする多くは月給制
交通費支給されないことが多い支給される
諸手当残業した場合は時間外手当が支給される残業した場合の時間外手当のほか、会社によって職務手当、住宅手当等が支給されることもある
ボーナスないことが多いあり
退職金ないことが多いあり
健康保険・厚生年金雇用期間が2ヶ月以上あれば加入できる加入できる
雇用保険雇用期間1年以上、週あたり労働時間20時間以上なら加入できる加入できる
有給休暇6ヶ月以上継続勤務し、8割以上出勤していれば10日間(週5日勤務の場合)6ヶ月以上継続勤務し、8割以上出勤していれば10日間(週5日勤務の場合)