賢い派遣会社の選び方

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派遣会社を選ぶ際のチェックポイント

派遣で働くには、はじめに登録という手続きをする必要があります。その際にどの派遣会社に登録するのかを決めなくてはなりません。
派遣会社を選ぶ際にチェックするポイントは次の8点です。

(1)厚生労働大臣の許可番号

人材派遣事業を行うには厚生労働大臣に申請して許可を受けなければなりません。登録型(一般労働者派遣)または登録型と常用型(特定労働者派遣)の両方の事業を行っている会社だと、「(般)13-1234-5678」のような許可番号が与えられます。
この許可番号は、派遣会社の広告やパンフレット、オフィス内などに掲示されています。もし許可番号が見当たらなければ、無許可で営業している疑いもあります。
ハローワークや日本人材派遣協会に問い合わせることで許可の有無がわかります。

(2)会社の所在地、支店

自分が働きたいエリアに派遣会社またはその支店があるかどうかを確認しましょう。
求人広告では、本社の所在地や登録する場所と勤務地となるエリアは別に掲載されていることが多いので注意してください。

(3)募集職種

自分の希望する職種を募集しているかどうかを確認しましょう。派遣会社の中には特定の職種に絞ってスタッフ募集しているところや、事務系以外の職種の募集には消極的なところ、自由化業務(営業・販売職や工場勤務など、規制緩和によって派遣が可能になった業務)は扱っていないところもあるので注意しましょう。
紹介予定は件、、新卒派遣についても、すべての派遣会社が扱っているわけではないので、制度を利用したい人は事前に確認しておくこと。
派遣会社が今すぐ募集している職種は求人広告に目立つように掲載されますが、それ以外の職種も随時募集していることがあります。

(4)時給

同じ職種でも派遣会社によって時給は変わってきます。
スキルによっても違ってくるので、広告に掲載されている時給がどの程度のレベルを想定しているのかを確認しておいたほうがよいでしょう。
大手独立系の派遣会社では時給はやや高めに設定してあるが、交通費は時分持ち、企業系列の会社では、交通費を支給するかわりに時給はやや低めとなっていることが多いようです。

(5)有給休暇

有給休暇は労働基準法で保証された労働者の権利であり、一定の条件を満たせば派遣社員でも有給はとれます。
問題は、その条件として派遣会社独自の基準を設けていたり、有給の取り方に制約を課している会社があることもあります。

(6)福利厚生

福利厚生制度については、社会保険、雇用保険へのスタッフの加入条件が法律で定められた通りかどうか、スキルアップのためにどんな研修制度が用意されているかを重点的にチェックしておきます。

(7)会社の特徴

派遣会社には事務系から専門職まで幅広い職種を扱っているところ、特定の業種、職種に特化しているところ、週2〜3日など短時間の仕事がたくさんあるところなど、様々な特徴をもった会社があります。各社の特徴をよく調べて、自分の希望する職種や働き方にあった会社を探しましょう。

(8)会社の規模

派遣会社は雑誌などでよく社名を見かけるような大手と、地域や得意な分野に限定して営業している中小の会社に大別されます。
業界大手の派遣会社は、全国に支店を持ち、売上高も多く、登録スタッフも数十万人という数に上ります。こういう大手のいいところは、クライアント数が多く、業種も多岐にわたるので、幅広い業務、仕事を扱っていることです。
社会保険への加入や有給休暇など、福利厚生面も比較的しっかりしています。
紹介予定派遣や自由化業務など、新しい分野への取り組みが速いのも大手派遣会社の特徴です。
一方、中小規模の派遣会社は大手よりも個性的。一般的にはあまり知られていなくても特定の業界では有名な会社、地位域密着型地元企業からの信頼が厚い会社、スクールが母体となっていて資格取得やスキルアップをサポートしてくれる会社など、おおむね会社のカラーがはっきりしています。