事業内容を引き継ぎしていない

失敗する大家さんの特徴とは(9)

重要な書類はまとめて整理しておく

大家さんは自分の事業の内容について親族の方に知らせていない、引き継ぎをしていないことが多いです。
仮に大家さんに万が一のことが起こったら大変なことになります。賃貸事業の規模が小さければ何とかなるかもしれませんが、何棟も賃貸不動産を所有している大家さんであればそうはいきません。少なくとも配偶者の方には賃貸事業の概要程度は伝えておくべきです。不動産賃貸は高額のお金が動く事業ですから、残された家族が苦労することになります。

賃貸事業の内容を伝えるために、大家さんは何をすればいいのでしょうか?
高騰で事業内容を伝えておくのはもちろんのこと、これにあわせて重要書類の整理をやっておかないといけません。
具体的には医科の書類を整理してまとめて保管しておきます。

賃貸物件関連

  • 不動産の登記謄本
  • 不動産の売買契約書
  • 不動産の所在地を示した住宅地図(もしあれば公図・地積測量図)
  • 借家人の氏名・電話番号・連帯保証人と家賃の納付状況をまとめた一覧表
  • 建物賃貸借契約書
  • 管理会社との不動産管理委託業務契約書

経理・財務関連

  • 過去3年分の所得税確定申告書の控え
  • 不動産管理会社がある場合は、直前3期分の決算書・申告書の控え
  • 賃貸物件に係る銀行借入金がある場合は、金銭消費貸借契約書のコピーと返済予定表
  • 物件の入出金の受け皿となっている銀行預金の通帳
  • 会計ソフト等のデータ
  • 顧問税理士・取引金融機関担当者の名刺