「し」で始まる不動産・住宅用語集

このページは不動産・住宅用語の解説ページです。自然人、市街化区域、私道、上水道・下水道など「し」で始まる用語をまとめました。

自然人

自然人とは、法律用語で人のことです。ちなみに大家さんには自然人の大家さんと法人の大家さんがいます。もちろん賃貸人(店子)も同じです。

市街化区域

大家さんが購入すべき土地は、市街化区域にあります。市街化区域は、用途ごとに細分化されており、大きく分けると、住居系、商業系、工業系の3地域になります。

このうち、工業地域は、準工業地域、工業地域、工業専用地域に区分されますが、工業専用地域には、人が居住する建物を建築したり居住することはできません。また、商業系は近隣商業地域と商業地域に分かれますが、居住環境の見地から、検討対象になるのは近隣商業地域です。商業地域は日照、騒音の関係から居住にはあまり適していません。

結論として、居住を目的とした大家さんが購入する土地は、主に住居系と準工業地域、そして近隣商業地域になります。

私道

私道とは、一人もしくは複数が所有する物で、位置指定を受け、技術的水準に適合した道路のことです。対象土地が接面する私道の所有権もしくは持分権がない場合は、問題があります。なぜなら、道路を掘削(上水・下水道工事、ガス工事)し、工事終了時には、自らの費用で道路補修を行う場合でも、工事を始めるには、私道所有者全員の承認を受けなければならないからです。

住民の中には偏屈な人間もおり、承認を受ける為に難渋することが多いのが実情です。e

上水道・下水道

上水道と下水道が土地の中に引き込まれているか否か、中古の戸建建物を買う場合には確認する必要があります。確認方法は、行政庁(市役所や区役所)の水道課に出向き、住所を呈示すれば台帳の閲覧ができます。かりに、新規に引き込む場合は、最低でも、一般の上水道で60万円程度、下水道の場合で80万円ほどの費用がかかります。ただしこれは、説面する道路に上水道本管や下水道本管が埋設されている場合であり、もし埋設されていない場合には、目の玉が飛び出るくらいの高額な費用がかかります。