家賃設定は適正か

勝ち組大家さんになるための家賃設定法(2)

空室リスクと家賃滞納リスクを考える

空室を抱えて困っている大家さんは家賃設定が割高なケースが多いです。
大家さんからすれば家賃が下げれば月々の返済ができなくなる場合もあります。

しかし、借り主からすれば、大家さんの事情など関係ありません。新築で設備もよく、家賃も手頃な物件があれば、引っ越してしまいます。
そこで空室を抱えた大家さんがとるべき対策ですが、空室期間が3ヶ月を経過したら家賃の改訂を考えるべきでしょう。通常3ヶ月間、借り主が見つからないのは家賃相場が市場に合っていないケースが多いからです。

管理会社の意見を聞く

事前に管理会社の意見をしっかり聞いておくことも重要です。特に実際にお客様の案内をしてくれる現場の担当者は必ず聞くべきです。借り主が見つからない原因を大家さんがしっかり把握しておく必要があるからです。
「家賃が高い」ことが原因であれば、家賃設定を見直さなければなりません。

家賃設定が高過ぎると空室リスクとともに家賃滞納リスクも大きくなります。大家さんの希望額と相場・市場価格に大きな差がある場合には市場価格まで引き下げざるを得ません。管理会社によく相談して家賃設定を変更することを考える必要があります。