ブログとは?

ブログの基礎知識(1)

ブログは簡単

ブログとは管理画面から文章を入力したり、画像を貼付けたりして簡単に作成・更新ができるホームページのことです。
ブログは「Weblog」という言葉が基になっており、略してblog(ブログ)と呼ばれるようになりました。
更新が簡単なことから大手のニュースサイトから個人のホームページ、企業のコーポレートサイトなど幅広く使われるようになりました。

ブログが普及した理由

ブログでは通常のホームページを作成するために必要な知識(HTMLやCSSなど)がなくてもホームページを更新できます。また作成したホームページをインターネット上に公開するためにサーバにアップロードするためのツールを操作する知識などが必要ありません。
ブログなら文章を入力するだけでよいので、一般のユーザーが始めるにも敷居が低くなっているため普及しました。

ブログの普及までの流れ

ブログの発祥は、1990年代後半のアメリカです。当初は、一部の限られたユーザーのみがブログを運営していましたが、アメリカではブログを作成・更新するためのツール(Blogger)が登場し、急速に利用者が増えました。その後、2001年にMovable Typeというブログツールが登場し、さらに利用者が増加しました。

日本では、2002年頃から流行の兆しを見せ、2003年にニフティが会員向けにブログサービスのココログを開始したことをきっかけに、数多くの無料のブログサービスが開始され、その後、爆発的に普及しました。

通常のホームページより優れているブログの3つの強み

ブログには簡単にホームページを作成できる他にも、通常のホームページに比べ、次のような強みがあります。

検索エンジンで上位に表示されやすい

ブログは、もともと検索エンジンで上位に表示されやすくなっています。そのため、通常のホームページのように、HTMLタグを正しく組み込むというSEO(検索エンジン最適化)対策を行う必要がありません。ただし、検索エンジンで自分のブログを上位に表示されるようにするためには、文章の書き方などが重要になります。

簡単にデザインを変更できる

ブログでは、中の文章などはそのままで、デザインだけを簡単に変更することができます。ほとんどのブログサービスでは、何種類ものデザインが用意されていて、Webブラウザの画面で好きなデザインを選ぶだけでブログのデザインを変更することができます。

訪問者と意思の疎通ができる

通常のホームページでは、掲示板を設置したり、メールアドレスを公開したりしない限り、読者とコミュニケーションをとる場所はありません。しかし、ブログには、各記事ごとに「コメント」と「トラックバック」という読者とコミュニケーションをとる機能があります。

ブログは更新情報を知らせる機能が使える

ブログが通常のホームページと異なる大きな特徴の1つに、記事の更新の有無を外部に通知できるという点があります。受動型のホームページでに比べて、能動型のブログは、より集客力に優れているといえます。ブログの更新情報の通知機能には、次の2つがあります。

登録サイトに知らせる機能

ブログには、ping送信という機能があります。ping送信とは、自分のブログの更新状況を登録したサイト(pingサーバー)に知らせる機能です。この機能を使うと、登録したサイトで新着記事として紹介されたり、データベースに登録されて検索の対象にもなります。この機能によって自分の記事を他の人に見てもらう機会が増えます。なお、通常、ブログサービスを利用している場合は、あらかじめ国内の主なpingサーバーにping送信を行うように設定されています。

読者に更新を知らせる機能

ブログにはRSSという機能が組み込まれています。RSSは、Webページの更新を児童で知らせる機能で、Webページにアクセスしなくても、RSSリーダーというツールを使うと更新したことやその内容がわかります。ただし、読者側でRSSリーダーをインストールし、更新をチェックするように設定してもらう必要があります。