仕事内容

弁護士の指示・監督の下、法律知識を駆使して実質的な法律業務を行う法律事務専門職。具体的には訴訟関係書類の作成、事件記録の管理、裁判所に提出する書類作成と提出など、弁護士のアシスタント的業務を行う。弁護士の法律事務の処理効率を高め、増大する法務サービスへの需要に応えるため、必要不可欠な存在としてニーズも高い。

職種・仕事データ

必要な資格・スキル基本的な法律知識はもちろんのこと、ビジネスマナーやWord、Excel、PowerPointといったパソコンスキルは必須。
なり方基本的な法律知識を身につけ、法律事務所にパラリーガルとして就職する。必要な資格はないが、法学検定2級を持っていると有利。
働き方のバリエーション法律事務所にパラリーガルとして就職するのが一般的。広い意味では企業の法務部で働く人や司法書士などの事務所の補助的職員などもパラリーガルと呼ばれる。特にクレジット・サラ金の多重債務事件、交通事故処理の分野などでの活躍が注目されており、今後も需要増加が期待される職種だ。
勤務時間と休日書類作成や各種調査業務、さらには破産処理手続きまで、任される業務は幅広く忙しい仕事だが、残業や休日出勤は比較的少ない。そのため、家庭や育児と両立しながら長く働く女性も多い。
求められている人物像法律知識を備えている人。また、依頼者の求めていることを理解し、弁護士に伝えられるコミュニケーションスキルも求められる。
採用試験の例履歴書等の書類選考と面接が行われるのが大半。法律知識以上にビジネスマナー。社会常識が身についているかが重視される場合も。

キャリアアップ例

  1. 法律事務所に就職し、実務経験と知識を身につける。未経験の場合、初任給は18〜25万円程度。
  2. 破産処理手続きなど弁護士に代わって打ち合わせなども行う。自身の専門性を高めることもできる。
  3. 実務経験の長さでは25万円以上の求人も少なくない。弁理士などの国家資格取得を目指す人もいる。