仕事内容

会社を設立する時やさまざまな許認可を取得するために必要な書類を、会社や個人に代わって作成したり、官公庁に代理で提出したりする仕事。取扱書類は9000種類を越えるため、最近では仕事分野の専門化が進んでいる。また、その知識を活かして行政法務に関する相談に乗るなど、経営・法務コンサルタントとしての役割も担っている。

職種・仕事データ

必要な資格・スキル国家資格である行政書士を取得する必要がある。年齢・性別・学歴に関係なく受験することができるため受験者は増加傾向にある。
なり方資格取得のためには独学より、試験傾向を知る資格スクールの受講がおすすめ。開業する場合、日本行政書士会連合会への登録が必要。
働き方のバリエーションまずは行政書士事務所である程度経験を積んでから、独立開業を目指す人が多い。社会保険労務士など他の国家資格と併せ持てば、取り扱える案件も多くなり、独立開業する際には役立つ。また、書類作成のスペシャリストとして一般企業の総務部に努めるケースもある。
勤務時間と休日行政書士事務所の正社員の場合、平日7〜8時間勤務が基本だが、残業あり。独立開業すれば仕事量を調節したり時間を自由に使ったりできるので、年々女性の開業者も増えている。
求められている人物像書類作成がメインなので、几帳面で今期のある人に適している。クライアントの要望を的確に判断する鋭さも重要に。
採用試験の例受験者の増加に伴い、年々試験の難易度が高くなっているとも言われているため、試験の傾向をよく知るスクールの受講がおすすめ。

キャリアアップ例

  1. 行政書士事務所に就職。初任給は15〜20万円程度。将来的には独立開業を目指したい。
  2. 専門分野を確立し、3年後に自宅で独立開業。2年経って仕事が軌道に乗り始め月収50万円以上も可能。
  3. さらに10年後には、自分とは違う専門分野を持つ行政書士を集めて、事業を拡大する。