業界の特徴

  • 主要6電子マネーの決済総額は2兆円を突破、2年で倍増
  • 「ナナコ」「ワオン」の流通系が牽引

電子マネー業界の概要

電子マネーには、専用ICチップに出入金データを記録するIC型と、電子マネー運営業者のサーバにデータを記録するネットワーク型がある。店舗から徴収する手数料をおもな収入源とするため、運営業者は、店舗への決済端末の普及促進など、利用環境の整備を図る。

業界の動向

電子マネー各社のシェア争奪戦が激化する中、各種ポイントサービスや、クレジットとの提携も進める。現在、独立系といわれる「Edy」が発行枚数、利用店舗数でトップ。運営会社ビットワレットは親会社楽天のグループの強みを生かす。つづく「Suica」など交通系は、運営団体を超えた相互利用拡大をめざしている。