業界の特徴
- 東日本大震災の影響やわらぐ
- 子供向けアトラクションの導入続々
テーマパーク業界の概要
物語や文化、歴史など特定のテーマをベースに演出されたレジャー施設。アトラクションが大きな目玉となるため、経済産業省の統計では「遊園地・テーマパーク」として扱われている。
巨額の初期投資とアトラクション増設などの継続投資を、日々の営業収入で回収する装置産業のため、安定集客が不可欠で、リピーター獲得が成功の鍵となっている。一貫したテーマのもとに遊園地、博物館、ホテル、商業施設などを併設することもあり、いわゆる総合レジャー施設との明確な区別はつけづらい。
業界の動向
市場規模は、ほぼ横ばいで推移しているが、圧倒的な集客力とリピーター確保で東京ディズニーリゾートが2010年度も独走。ユニバーサル・スタジオジャパンなど巨大テーマパークが後を追う形となっているが、地方のテーマパークは入場者減少に苦しんでいるものも多い。そんななか、長期滞在型のリゾートテーマパークや、「食」に関するフードテーマパーク、温泉、職業体験、ペットなど、多種多様なテーマパークが注目を集めている。レジャーが多様化し、少子高齢化が進む現状で、ニーズに応える明確なコンセプトと独自性が求められている。