パチンコ・パチスロ業界の転職事情

震災後は回復尻上がり、パチスロ人気復活が支援

パチンコ・パチスロ業界の概要

おもにパチンコ・パチスロなどの遊技機のメーカーと、遊技機を設置し営業するホールに大別でき、販売、メンテナンス、周辺機器を扱う企業なども含む。
不況に強いといわれ、ピーク時の1995年ごろには30兆円市場を誇ったパチンコ業界だが、参加人数は年々減っており、製造・ホール数ともに減少傾向にある。その中で大手を中心とした大型ホールの割合は増えており、1ホールあたりの設置台数は増加傾向。ギャンブル性の高い機種への規制、改正賃金業法の影響、中古機の新流通制度など、各種規制も企業業績に影響を与える。

業界の動向

2010年は、ヒット機の登場を受けて、それまで低迷していたパチスロの人気が回復。各メーカーは次のヒットをねらって、キャラクターものや芸能人を起用したタイアップ機種を多数展開し、集客を図っている。また、低料金で遊ぶことのできる「低貸玉(メダル)営業」を導入するホールも急増し、あたらな営業スタイルとして注目を集めたが、過当競争に陥っているとの声も聞かれる。
また東日本大震災では、直接の店舗被害のほかに、節電による営業時間の短縮や自粛ムードなど、特に中小店にとってダメージは大きい。