外食(個食系)業界の概要

ハンバーガーや牛丼、ラーメンなど個食系の外食チェーンは、手軽さとともに低価格を武器にしているため、他の業界が売上げを落とすなか、地道に市場を拡大している。低価格でも利益を確保できるように、アルバイトの積極的な活用、店舗業務のマニュアル化による効率改善等でコストダウンを図っている。

業界の動向

ファストフード全体の売上高は2010年まで7年連続で伸びているが、同業他社との低価格競争に敗れて業績を落とす企業もあり、「勝ち組」と「負け組」の差が鮮明になりつつある。高齢化・晩婚化の影響もあって顧客の年齢層は広がっており、低価格ながら高品質のメニューを投入するなど、各社とも新規需要の取り込みに懸命である。