加工食品・調味料業界の転職事情

簡便性や健康機能をうたった商品が人気

業界の特徴

  • 味の素をはじめ調味料大手は海外展開を加速

加工食品・調味料業界の概要

加工食品とは、品質保存・安定供給などのために生鮮食品や穀物に工業的加工処理を施したもの。そのなかで、味付けに用いるものを調味料という。この業界では、中食、外食業や小売業に向けて、製品を製造・流通させる。出荷額は7兆3224億円(2009年)で、ほぼ横ばい状態が続いている。

業界の動向

不況の影響から内食回帰が進み、調味料・食用油脂の需要は好調。一方で、海外市場での事業拡大の動きが続いており、日清食品HDは2011年、即席麺消費量世界4位のベトナムに即席麺の生産子会社を設立した。味の素はエジプト、トルコに新会社を設立し、J-オイルミルズは中国の食品大手と業務提携した。