通信サービス業界の転職事情

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業界の特徴

  • 従来型携帯電話からスマホに需要が急速にシフト
  • ドコモはクラウド活用サービス開始。KDDIとソフトバンクのシェア拡大続く

通信サービス業界の概要

一般に「通信キャリア」とよばれる電気通信事業者で、固定電話や携帯電話、インターネットなどの電気通信サービスを提供している。日本では電気通信事業法にもとづいて登録・届出が必要。1985年の通信自由化以降、多くの企業が参入したが、現在では再編が進み、NTT、KDDI、ソフトバンクの総合通信3強が固定・携帯電話・インターネットなどの各市場で顧客争奪戦を繰り広げている。近年ではスマートフォン市場の拡大が目覚ましかったこともあり、音声通信の収入減少を、パケット通信の伸びでカバーする形になっている。

業界の動向

固定電話は、かつてNTTの独占事業だったが、より低料金の新規参入事業者に徐々にシェアを奪われつつある。今後は移動体通信やIP電話に代替されることが予想され、各社とも固定通信事業の不振を携帯事業でカバーするという構造になっている。またソフトバンクがiPhoneでけん引してきたスマートフォン市場に、NTTドコモとKDDIも本格参入。データ通信需要も高まっている。また東日本大震災では被災地の通信網が広範囲で長期間普通となった。通信各社はこうした大規模災害に備えて、通信インフラの増強に乗り出している。