外資系証券業界の転職事情

株式不況で日本の拠点もリストラ継続

外資系証券業界の概要

アメリカの証券会社は、投資銀行業務(新規発行株式の引受、M&A支援など)、トレーディング業務(株式・債券の売買)、ブローキング業務(株式・債券売買の仲介)などが収益源。銀行と証券の垣根がない欧州では大手銀行が証券会社を運営しており、プライベートバンキング業務(富裕層の個人資産運用)にも力を入れている。

業界の動向

量的金融緩和(QE2)の影響で、米株価は2010年後半以降大きく上昇した。海外から日本株への資金流入の拡大も期待されたが、ギリシャをはじめとする欧州の財政危機やアメリカ国債格下げなど、投資家の不安んかんが拭えない。好調だった新興国株への影響も注目される。
また、2010年12月期決算で個人ん向け証券業務の好調により大幅増益だった米金融大手モルガン・スタンレーは、2011年6月、三菱UFJフィナンシャル・グループの連結対象となった。