業界の特徴
- ネット経由でソフトを提供するクラウドコンピューティングが充実
- 大量データ分析やスマートフォン向けに活路
ソフトウェア業界の概要
ソフトウェアは、基本ソフトウェア(OS)、ミドルソフトウェア、アプリケーションソフトウェアの3分野に大別される。OSでは「Windows」で圧倒的なシェアをもつマイクロソフト、ミドルウェアではデータベースソフトのオラクル、アプリケーションソフトでは業務用ソフトのSAPが高いシェアを維持している。また、高機能化する家電や自動車などを制御するスマートフォン市場におけるアップルの「iOS」やグーグルの「Android」などのモバイルプラットフォームが注目を集めている。
業界の動向
業界は大きな転換期を迎えている。従来のようにOS上で動作するソフトウェアのプログラムではなく、ネットワークを利用してブラウザ上で動くアプリケーションを利用するクラウド・コンピューティングが本格化してきているのだ。こうした管んが得方は業務用では既にSaaSとして利用されている。各社とも、今後継続的な収益が見込めるクラウドコンピューティング分野に注力しており、最大手のマイクロソフトも主力商品の「ワード」や「エクセル」などをさまざまな環境で利用できるクラウドサービス「オフィス365」を発表している。