業界の特徴

  • 住宅着工数の低迷響く。リフォームや海外市場の開拓で生き残り図る
  • 節水型トイレや断熱型サッシなど省エネ改修にも活路

業界の動向

景気悪化による住宅販売の不振で、建材市場も低迷が続いていたが、住宅市況の回復や震災復興など、明るい兆しがみえている。業界ではM&Aで業容を拡大した住生活グループ(リクシル)が他を大きく引き離しており、今後は総合メーカーを中心に、専門メーカーを巻き込む形で再編が進む可能性が高い。

建材とは建築材料の略で、木材やコンクリートなどの素材からアルミサッシなどの狭義の建材、さらにはシステムキッチンなどの住宅機器まで、範囲は非常に広い。建材全般を手がける総合メーカーと、特定の製品に強い専門メーカーがある。また、新築用かリフォーム用か、で市場が分かれている。