不動産 開発(マンション)業界の転職事情

大手寡占状態の市場構造が続き、中堅以下は苦戦

不動産 開発(マンション)業界の概要

マンションの開発用地を取得し、企画・設計・施工を行い、分譲販売する事業。業界は旧財閥系、鉄道系、専業系などに分けられ、大手から中小まで裾野は広い。リーマンショック以降の業界の厳しい冷え込みで、中堅以下のデベロッパーの破綻が相次いだほか、資本提携や買収の動きも活発化した。

業界の動向

2009年以降、住宅ローン減税などの住宅取得支援策が実施され、厳しかった業況も底打ちへ。大都市では即日完売の物件も出るなど、マンション需要に回復の動きが出てきた。2011年3月に発生した東日本大震災で、立地も含めた「安全性」がマンションの評価ポイントとして大きくクローズアップされることとなった。