業界の特徴

  • 原発事故をきっかけに導入機運が高まる
  • 日本勢同士や世界大手との合従連衡が活発に

スマートグリッド業界の概要

スマートグリッドとはIT・通信技術を活用して電力供給を最適化する次世代総配電網。太陽光発電などの再生可能エネルギーや燃料電池などの普及で電力の出力が不安定化する問題を解決するため、IT・通信技術や蓄電池を利用して電力の需要をリアルタイムに調整するスマートグリッドに期待が集まっている。

業界の動向

スマートグリッド関連市場は、2020年に5兆8170億円、09年実績の6.2倍にまで拡大すると予想されている(富士経済)。関連市場はスマートメーター、電力事業者側で需要家の消費量を制御するディマンドレスポンス、エネルギー貯蔵システム、高圧送電など裾野が広いため、幅広い業界が参入しつつある。