OA機器業界の概要

複写機やプリンターは価格競争が激しく、販売よりも消耗品の供給や保守点検サービスなどアフターマーケットに収益源がある。消耗品節減や割安な非純正品の浸透で、国内市場では利益が上がりにくくなっているが、世界的には日本メーカーの競争力が強く、OEMも含めるとシェアの大部分を占める。

業界の動向

国内・海外市場で、ともに4強がシェア争いを展開。2010年の市場は好調を取り戻し、国内プリンター市場でみると、インクジェットプリンターと複合機の総出荷台数は前年比1.4%増の582万台で、5年ぶりに前年比プラス。レーザープリンターは同13.5%増の89.3万台、レーザー複合機は同11.6%増の63.9万台となった。