海外留学比較ガイド

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アメリカ留学

語学や専門分野で学ぶものから希望の留学先がきっと見つかる

アメリカ留学の魅力

アメリカには、4400以上もの大学がありますが、同じ「大学」でも2年制のコミュニティ・カレッジからリベラル・アーツカレッジ(一般教養教育に重きを置く少人数制の私立大学)、総合大学、世界トップクラスの大学院まで多岐にわたり、学生のニーズに合わせた教育を提供しています。2009年には約220の国々から67万人を超える留学生を受け入れており、多くの大学が留学生をサポートする体制やサービスを整えています。学校の種類、環境、入学の要件、専攻科目など、どれをとっても選択の幅が広く、また、入学した大学での専攻の変更はもとより、途中から別の大学へ転入する学生も多くいます。授業では、一般的には、受け身の講義よりは、リサーチにより自分の意見をまとめて行く分析的思考能力を養うことが重視されます。これは、将来グローバルな環境で自分の力を発揮したいと考えている学生にとっては特に役立つスキルと言えるでしょう。アメリカ留学の利点をフルに活用し、世界レベルでの活躍を目指す皆さんを、アメリカは常にお待ちしています。

4年制大学

総合大学や専門大学などさまざま

4年生大学にはいくつかの種類があります。

総合大学 総合大学は日本の大学同様、幅広く様々な専攻を学べ、学生層も幅広い。1、2年次で一般教養を学び、3年次以降は専門課程に入るが、はっきりした区別がないことも多い。
専門大学 専門大学は、単科大学のこと。音楽大学、美術大学など一つの分野をさらに細分化して専門的に学べるようにカリキュラムが組まれている。ボストンにある「バークリー音楽大学」などが有名。
リベラルアーツカレッジ リベラルアーツカレッジは多くが私立校で少人数制。元々はエリート養成の役割もあり、現在も人格形成の一面を担っている。人文・社会・自然科学などをバランスよく学ぶプログラムが組まれているのが特徴。

2年制大学

各地域にある住民の学びの場

本来は地域住民のための学びの場という意味合いが強い2年生大学、各地域毎にあるためアメリカではコミュニティカレッジという名称で呼ばれる。4年生大学に比べて入学条件が緩やかで、学費もリーズナブルなのが特徴。4年制大学への編入を目指して主に一般教養の単位を取得していく「編入コース」と、職業スキルを身につけるための「職業訓練コース」にわかれている。後者のコースには、社会人の参加も多く、夜間のクラスも多く開講されている。

ESL/語学学校

大学進学を目指す留学生が集まる

語学学校は、大きく分けると大学付属と私立の2つ。「条件付き入学」で進学する場合は、その大学付属の語学学校への入学を指定されることがほとんど。授業内容にもエッセイの書き方やノートの取り方、ディスカッションなど大学で必要なスキルに重点が置かれる。

一方、私立の語学学校では会話、発音、ビジネス英語などさまざまな種類の語学クラスを受講できる。大学付属の語学学校同様、試験対策やアカデミックスキルなど大学向けのプログラムを持っている学校も多い。